実は、以前、何度か聞かれたことがあって、さらに、最近、カリグラフィーを通じて知り合った友人との話題に上がったので。
カリグラフィーで使う
傾斜台のことを書こうと思います。
↓ ↓ ↓
活躍されているカリグラファーの中には使わないという人もいるのだけど、私は使います。ないとしんどいです。
傾斜台の役割は
・インクや絵の具などの流れを調整する
・姿勢を正して書くことができる
などです。
私自身、カリグラフィーを習い始めた頃は使っていませんでした。カリグラフィーをはじめた頃は、これほど長い付き合いになるとも思わなかったから、傾斜台のような高価なモノを揃える気にならなかったのも事実。使っていなかった理由のひとつです。
そんなわけで、初めて傾斜台を使ったときは書きづらいと感じました。でも、慣れてくると、傾斜台無しで書くのが大変だと思うようになりました。
実は私、側湾症で、普段から姿勢が悪いです。その所為かどうかは分かりませんが、傾斜台がないとすぐに疲れてしまいます。短い時間ならまだしも、長時間書くようなときは辛いです。
側湾症じゃなくても、姿勢を正して書くことはよいことです。そんなわけで、使うことをオススメします。
オススメはするのだけど、よく「書きづらいから使いたくない」と言われてしまいます。書きづらいのではなくて、使い慣れていないからだと思います。
カリグラフィーのペンを初めて持ったとき、これほど書きづらいペンはないと思った人も多いはず(私もそう思いました)。使い慣れてくるとそれも感じなくなったと思います。傾斜台も使い慣れるくらい使ってください。
写字生は傾斜台(傾斜のある机?)を使っていました。職業としていた人たちが使っていたのだから、使わないよりも使った方が良い字が書けると思います。使っていて疲れるような(使いづらい、字を書きづらい)ものなら、カリグラフィーを職業としている人たち(写字生)が使うはずありません。
姿勢の話ばかりしてしまいましたが、インクの流れを調整するのも重要な役割。私はミッチェルのペン先を初めて使ったときにその重要さに気づきました。
実はこの傾斜台、カリグラフィー以外でも私は色々活用してます。ヘンプアクセサリーとか作るときとかも便利。前屈みにならずに色々な作業ができるので、とても良いです。
傾斜台を使い慣れていないからと倦厭されているなら、是非、使ってください。

クリックお願いします → 
- 関連記事
-