Tinte &

長野市内でカリグラフィー教室を開いております。カリグラフィーとはアルファベットを美しく表現する西洋の伝統的な芸術です。
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残念だなぁ。

先日、ブラウゼのペン先をブラシで洗っていたら、インク止めがぽきりと折れてしまいました。
長年使っていたものなので、金属もヘタってしまっていたのだなぁ。

そんなわけで、東京に出る機会があったので、新宿世界堂へ。
世界堂ならば、ブラウゼのペン先あるだろう、ついでに、ミッチェルの細い番手(5番、6番あたり)もいくつかほしいし・・・。
それから、今までに作ったことないサイズの大きな作品を作ることになってしまったので、それを持ち運ぶためのバッグとか・・・。

久しぶりに立ち寄った新宿世界堂。
一番の目当てはカリグラフィーのペン先。
カリグラフィーの道具売り場へ、レッツゴー!!!!!

悲しい出来事。
ブラウゼのペン先が無かった。
売り切れという感じでもなく、完全に取り扱うのをやめてしまっている感じでした。
さらに、ミッチェルも。

厳密にいえば、ミッチェルはミッチェル社の「イタリック体専用ペン先」はありました。
だいぶ前に購入して、使ってみましたが、非常に硬いペン先で、扱いにくかったです(個人の感想)。
「これでイタリック体を書くのって、無理ありません?」と思うくらい。
尖らせた硬い感じのイタリック体を書くのならばいいのかもしれないけど、カッパーにつながるしなやかな感じのイタリック体を書くことはできないだろうな、と思わせるペン先でした。1回使って「無理だぁ」ってなって、全然使ってないのだけど、0°角度で書くような書体だったら使えるかなぁ?

話がそれてしまいましたが、兎に角、ブラウゼもミッチェルも無かった。
あったのはスピードボールと、立川のカリグラフィーペン。
立川のペン先も使ってはみたけど、イマイチでした。スピードボールに似た感じかなぁ。

スピードボールのペン先は正直、好きではない。
初心者には非常に優しいペン先だと思うのだけど、細い線が、細くきれいに出ない。大きな文字を書くにはおススメですが・・・(といっても、大きいサイズで文字を書く場合、私は別のツールを使ってます、結局、スピードボールよりも、そっちの方がきれいに書ける)、少なくとも3㎜未満(個人的には以下)になると、書体によって使い分けはするけど、ブラウゼかミッチェルが良い。

世界堂が、ブラウゼもミッチェルも捨てて、スピードボールだけ残していることが非常に残念でならない。

それから、これはもうだいぶ前のことだけど、楽天のカリグラフィーショップもミッチェルの取り扱いが無いように見受けられるのですが・・・。「カリグラフィー・ショップ」という名前で出店しているのだから、ミッチェルの取り扱いをしてほしい。今度要望出してみようかなぁ。それとも、個別にメールとかで問い合わせれば販売してくれるのかなぁ。

確かに、ミッチェルは、初心者には大変使いづらいペン先かもしれない。柔らかい金属で、フレキシブルな感じ(要は使い慣れないと安定しないと感じるかもしれない)。傾斜台が無いと、非常に使いづらいというのもある。インク止めを自分でつけるので、その感覚もある程度慣れは必要。その為、カリグラフィーを始めたばかりの初心者におススメするのは難しいペン先ではあるけど、ある程度慣れてきた方には是非ともお薦めしたい逸品。

細い線も美しく細く出るし、あの柔らかい金属のおかげで、柔軟性に富んで、非常に動きのある線を書くことが出来るので、書体によっては、やっぱり「ミッチェル」が良いんです。最も顕著なのはイタリック体。イタリック体で美しく柔らかい線を出すためには、スピードボールは論外だし、ブラウゼだと硬すぎるんです。
更にミッチェルの良い点は。4番手、5番手、6番手の小さなペン先(1㎜以下)だって、細い線と太い線のコントラストが美しく出るので、小さなペン先で文字を書きたいときは、どうしてもミッチェル。スピードボールは論外。ブラウゼは1㎜が限界(砥石で削ってなんとか)。

何故に、そんなにスピードボールなの?
ミッチェルとブラウゼを取り扱ってほしい。
輸入が難しいのかなぁ?
お店側の都合もあるでしょうけど、是非ともお願いしたいところではあります。



結局、最終的には羽根ペンとか葦ペンになるんだろうけど、とりあえず、金属のペン先で言えば、今のところ、ブラウゼとミッチェルが良い。


「弘法筆を選ばず」とは言いますが、良いものを作りたいと思うのであれば、道具選びから。「筆を選ばず」とも美しい文字を書くのだから、「筆を選んだら」、より美しい文字を書きますよ、弘法大師は。

最後に一言。
なので、初心者であるからこそ、道具選びはより良いものを。初心者に扱いやすいからとかそういう理由ではなくて・・・。



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こんな季節ですが・・・。

完成間近でしばらく放置してしまっていた「アレ」を完成させました。

画像は、しばらく放置していたこともあって、なんとなく、アンティーク風に加工してみました。画像加工も、いろいろいじっていると面白いなぁ。もうちょっと、お洒落に、カッコよく(いわゆる映え?)写真を撮ることが出来ればいいけど、写真撮る技術はイマイチ。カメラの機能が良い分、写真を撮る技術の無い私のウデではカメラが泣いているにちがいない。

それはともかく、完成させました。

ネックウォーマー



もう夏だとういのに、冬物のネックウォーマー。
季節的にもアレなので、使うのは次の冬。
実は、自分用に作っていたんだけど、うちの若さまが、作っている最中、如何にも「オレのものを作ってるんでしょ」オーラを出して、「ねぇ、いつ出来んのそれ?」って、何度も訊いてくる。そして、出来上がったのがわかると「あざーすっ!」と、どこで覚えたんだか・・・。そんなわけで、結局、若さま用。
そんなふうに言ってくれるのなんて今のうちだけだよなぁ。そのうち、母が作ったものなんて使いたくも無くなるだろうから・・・。

作り始めた当初は、帽子にもなるし、ネックウォーマーとしても使える2wayのものにする予定だったのだけど、途中で予定変更。割と太めの糸で、なんとなく、「二つ折りにして、あったかふわふわネックウォーマーがいいな」と思うようになって、結局、ネックウォーマとしての機能しか備えていない長さで完成とさせてしまいました。

もう一つの理由は、帽子にするにはちょっと緩くなってしまったこと。ゲージもとらずに、テキトーに作り始めてしまったので、サイズ的にちょっと緩い感じが・・・。ちょっとだけなんだけどね・・・。頭の大きい男性ならば、ちょうど良いかもしれない。

使った糸は前回の記事で紹介しているので今回、詳細は省きますが、出来上がった感じは、ふわふわ触感。普通の撚りのある糸に比べて、かなり、ふわふわした感じです。寒い冬にはもってこいの糸。ロービングは今回初めて使ったのだけど、このふわふわ感は、結構、好きかも。


さて、今回は完成間近で、突然、思い立って、ある種、私にとっては挑戦の作品(?)にもなりました。

編み物は基礎本とか見ながらほぼ独学。始めたばかりの頃、二目ゴム編み止めを、本を見ながら、挑戦してみたんですが、わけがわからず、挫折。それ以来、編み図に二目ゴム編み止めで終わりにすると指示があっても、ゆるく伏せ止めにして、終わりにしてました。

が、編み物を始めたころにはまだなかった、いわゆる、蜘蛛の巣上の動画配信。
そちらも参考にしつつ、ん十年ぶりに挑戦です。
良い時代になりました。
大人になって、理解力もちょっとだけ上がっていて(と信じたい)、本を見ながら、動画を見ながら、で、二目ゴム編み止め、なんとかできました。
実際に先生について教わったわけでないので、私の針の持っていき方が、実際に合っているのかどうかはわかりませんが、おそらく、大丈夫だと思います。

さて、ここにきて、「そういえば」と思ったことが・・・。
「ゴム編みの作り目もそういえば、挫折していた。」
今回は普通の指でかける作り目でスタートしたけど、次回(いつになるかわからないけど)、覚えていたら、また、ゴム編みの作り目に挑戦したいです。


そして、今、作り始めたものも紹介。

夏用の帽子



夏用の帽子です。ちょっと可愛らしいデザインになっているので、流石に、これはウチの若さまは欲しがらないと思います。詳しい情報は仕上がった際に、また。

ネックウォーマーもそれなりに可愛らしいデザインだとは思うのだけど、欲しがってもらったので、若さまのものです。


棒針編みの基礎を学びたい方におススメの本はコチラです。二目ゴム編み止めも掲載されています。
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私が参考にした本は、もっと以前に出版されたもので、コチラです。
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多分、最初に紹介した本の方が、最新版で、よりわかりやすくなっているんじゃないかなぁ、と思います。新しく購入しなおそうか悩み中。




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